2026年、再びの月へ「アルテミスⅡ」発射準備完了
NEWS | 06 December 2025
オリオンからの眺め 最初のステップはアルテミスIだった。22年に実施された25日間の無人飛行で、SLSロケットとオリオン宇宙船(上)が月軌道への往復で試験された。この機体はケネディ宇宙センターの機体組立棟(下)で組み立てられた。NASAの広報担当者ローレン・ローによれば、この宇宙船は地球から26万8,563マイル(約43万2,200km)離れた場所まで到達した。「オリオンは2回の月フライバイを成功させ、国際宇宙ステーションの1,000倍以上の距離を飛行し、太陽の半分ほどの高温を通過し、ドッキングなしで、ほかのどの宇宙船よりも長く宇宙に滞在しました」とローは語る。 第二の故郷 NASAのアルテミス計画が最終的に成功すれば、アルテミスIIIの一環として、人類は月の南極に前哨基地を設け、月に居住することになる。また、深宇宙での複雑な宇宙船の組み立て(計画中のルナー・ゲートウェイなど)、低重力環境での生存、クレーターの氷を飲料水や呼吸可能な酸素、ロケット燃料に変換する研究も実施する。下の画像は、スペースXのスターシップ有人着陸システム(HLS)のアーティスト・コンセプト。宇宙でのランデヴー後、ふたりの宇宙飛行士がオリオンからHLSに乗り移り、月面に降下する。
Author: João Medeiros.
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